アクションファイル用語集

用語

変数

変数とは、値を保存しておく入れ物のような役割を果たします。これを使うことで、似たような作業を一つにまとめることができます。 また、代入命令を使うことで値を置き換えたり、計算命令で計算をすることができます。
変数名を定義するときは、すべて半角英数字で記述します。ただし、最初の1字は英字のみです。英字の大文字と小文字は区別されます。

変数の型

変数の型とは、変数に代入されている中身の種類名を指しています。 変数の型には次の3つがあります。
  1. 整数型
  2. 実数型
  3. 文字列型

・整数型は整数(... -2,-1,0,1,2 ...)を表す変数です。
・実数型は整数を除く実数を表す変数です。計算結果が整数となった場合、その数字の型は整数型に変換されます。
・文字列型は、文字列が代入されている変数です。文字列が実数、整数のみで表現されている場合、その型は整数型、もしくは実数型に変換されます。

実数型と整数型の変数の仕様

実数型と整数型の変数機能の仕様は次の通りです。
  1. 実数変数は変数に保存されます。
  2. 計算結果が整数になった場合は整数型に変換されます。
  3. 除算方法を実数解、整数解、余剰の3つから選択できるようにしました。
  4. 数学関数機能を追加しました。計算解は変数に代入する形で行われます。
  5. パラメーター内関数による追加は文字列として扱われます。メッセージ表示命令で数値を並べた場合、 計算は行われずに値が連続して並びます。

関数

関数とは、パラメーターを指定すると求めたい値が入っている変数の役割を果たします。
たとえば、「HPを取得」関数(命令一覧では"gethp"と表示される)場合、 最初のパラメーターに0を代入すれば先頭の人、1を代入すれば2番目の人となります。

パラメーター

パラメーターとは、命令や関数の中に指定するオプションです。 メッセージを表示するときの内容や、マップ移動のマップ番号や座標がこれにあたります。 また、パラメータの中に変数を追加することができます。
 パラメータが数字型(メイン画面で""で括られていない)なら 「getsw(8)」
文字列型(メイン画面で""で括られている)なら 「"+getsw(8)+"」
のように入力してください。

条件分岐

条件分岐はある式を満たす場合、条件分岐内の命令を実行し、 そうでない場合、条件分岐区間の終わりまで飛ばすことができる命令です。 条件分岐内で条件分岐命令を入れた場合の対応位置は入れ子扱いとなります。
この命令を挟んだ場合、エディタの表示は一段右側に移動します。

戻り値RV

戻り値とは、命令や関数を実行したときの結果が代入される変数です。 たとえば、条件分岐命令では選択肢の行番号が代入されます。0が代入された時は一番上、1が代入された時は上から2番目というふうに、代入されています。

メタ命令

アクション内で命令を定義したり、構造を指定したりするときに使用する命令です。この命令自体は実行されませんが、プログラムの構成を指示したり、内容を表現したりする効果を持ちます。

ラベル

ラベルとは、プログラムを制御するときに使用する目印のことです。 ラベルは、命令間に挟むことで設置できます。 ラベルジャンプ命令を使用すると、スクリプトがそのラベルのある行まで移動します。

色指定

"システム-操作"カテゴリの"色指定"命令は、特殊効果(画面に色をつける)やスクロールメッセージ時の背景をRGB(0〜255)指定で細かく設定するための命令です。 あらかじめ"色指定"命令を実行させた後に特殊効果命令を行うことで設定した色を反映させることができます。

選択肢ウインドウ

選択肢ウインドウは、メッセージカテゴリの「選択肢」を使います。 選択肢に表示したい内容を入力しOKを押します。 その後、次の行に「条件分岐」を入れます。パラメーターは
  1. 戻り値を表す変数の「rv」
  2. 「=」
  3. 選択肢の番号のインデックス(一番上の選択肢は0、2番目は1、n番目はn-1を入力)
です。 これを各選択肢ごと用意します。

繰り返し

繰り返しは、同じ作業を繰り返したいときに回数を指定すれば自動的に行ってくれます。
この命令を挟んだ場合、エディタの表示は一段移動します。
繰り返した回数が変数「cnt」に代入されます。1回目の実行の時の変数"cnt"の内容は0、2回目は1となります。

パラメーター代入命令

パラメーターとは、命令を実行するときにオブジェクトのパラメーターから代入される変数のことです。
「パラメーター代入」を最初の行に入れると、指定した変数にオブジェクトエディタで指定した内容の数字や文字列が代入されます。
宿屋の例では、町によって違う価格を設定できるようにこの命令を使っています。

命令の定義

アクション内では命令を定義することができます。 命令名はすべて半角英数字で記述します。ただし、最初の1字は英字のみです。英字の大文字と小文字は区別されます。

命令、関数一覧

命令、関数の一例です。 ここに載っていない命令はツール上での説明を参考にしてください。
メッセージ
メッセージを表示します。ウインドウ枠からはみ出さないように自動的に整形します。
装飾付きメッセージ
装飾付きメッセージを表示します。タグを挟むと、文字の色とスタイルが変わります。
選択肢
選択肢を表示します。戻り値rvに選択番号が代入されます。(0から始まる)
条件分岐
条件式が発動されたら条件分岐の終了までの命令を実行します。
繰り返し
指定した回数繰り返します。
変数定義、代入
変数を定義、して、値を代入します。変数名は半角英数字(1字目は英字のみ)で定義できます。

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